地震対策研修会
2018年8月31日、静岡地震防災センターにて地震対策について研修会を行いました。
前半の部では1F体験フロアのTSUNAMIシアターにて地震から津波が起こるまでの仕組みを観て学び、地震体験コーナーでは阪神淡路大震災や新潟中越沖地震等、各地の地震発生時の室内の映像を視聴しながらその時の揺れ方を体験しました。
後半の部では静岡県地震予防アドバイザーの郷隆志さんより、取材の体験や国からの地震予測を交えて南海トラフ地震が起きた際に起こりうる事、その際に我々僧侶が求められる事、地震に対しての備えについて拝聴しました。
よく「備えあれば憂いなし」と言います。「しっかりと準備すればもしもの時安心ですよ。」というこの言葉は紀元前480年頃中国の春秋時代の方が話した言葉です。「今大変順調な時だからこそ、常に将来の危険を思うべき。思う心があるからこそ準備し、準備をすれば危険を避けることが出来る」という意味を持ちます。
一部の専門家からは南海トラフ地震は30年以内に起こる確率が高いと言われています。地震が起こった際にお寺が地域の方々、檀信徒の方々の避難先になるかも知れません。まずは自分達の安全を確保した上で少しでも貢献が出来る様に備えを行っていきたいと思います。