梅花流全国奉詠大会
曹洞宗には梅花流詠讃歌というものがございます。梅花流詠讃歌とは、一佛両祖(お釈迦様・道元禅師様・瑩山禅師様)を讃え、ご先祖様を敬う心をメロディーにのせてお唱えするもので、穏やかな曲調が自然と心を安らかにしてくれます。
この梅花流詠讃歌は、昭和27年の道元禅師様700回大遠忌の際に、静岡県洞慶院御住職丹羽佛庵老師が創設を唱えられました。その為、この静岡は梅花流発祥の地と言われており、静岡市葵区羽鳥の洞慶院の境内には「梅花流発祥の地」の碑が立っています。
そして、去る5月23日・24日に梅花流発祥の地・静岡にて『平成30年度梅花流全国奉詠大会』が開催され、北は北海道から南は九州熊本まで全国各地の梅花講講員が集い、日ごろの研鑽の成果を披露されました。
また会場には『静岡県梅花観音霊場』の1番霊場である洞慶院の梅花観音をお祀りし、大会中の奉詠を見守っていただきました。
我々青年会員も微力ながら大会成功の為、運営のお手伝いをさせていただきました。奉詠を終えられて会場を後にされる講員さんの清々しい顔を見て盛会の一助になれたのではないかと思いました。
この2日間を通し、全国よりお越しくださった御寺院様や梅花講講員、そして大会スタッフの全員が梅花流のお誓いにある『正しい信仰に生きる・仲よい生活をする・明るい世の中をつくる』という思いを新たにしました。